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福岡の特集情報
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記憶の蓋を開ける
先日知人の結婚式に出席した。 特定の会社や組織に所属せず、一人で店を続けて数年。祝いの席に呼ばれる機会もめっきり減ってしまい、久々の誘いに意気揚々とクローゼットの奥の方からしばらく着ていなかったスーツを引っ張り出して、袖を通した。 前の仕... -
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頭の中の「酒場白地図」に書き足す
幾度かの寒暖を繰り返し、ようやく安定して暖かくなってきた。夏が来る。昼間ちょっと外を歩くだけでも俄に汗ばみ、歩行距離に比例してキンキンに冷えたビールを体が求めてくる。仕入れで立ち寄る近所の酒屋が角打ち営業もしているので、「これも勉強」と... -
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本の外側にあるもの
正月休みで気が抜けてしまったのか、新年早々体調を崩した。一年の計は元旦にありというが、当初計画に我が身の不調までは盛り込んでおらず、まさかの事態に早速プランBを練り直す羽目に。開幕スタートダッシュに失敗し、その遅れを取り戻すこともなく体調... -
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何も起こらない日を忘れない
着実に日を重ね、あと一ヶ月そこらで今年も終わってしまうらしい。信じられない。仕事柄、毎日明け方に就寝するので、昼夜逆転とまではいかないものの起きる頃にはしっかりお天道様も登り切っている。外に出る時間帯はぽかぽかしていて、念のために着た重... -
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深く潜り、己に出会う
寒暖を繰り返すうちに、10月が始まり、終わろうとしている。体感ではまだ10日あたりにいるのに、暦はしっかり月末を表示していて、不思議。世間は瞬間ハロウィンのオレンジ色に染まったかと思いきや、当日を迎える前からすでにクリスマスの気配が漂っ... -
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記憶を再生する食べもの
朝晩すっかり涼しくなって、半袖だとにわかに肌寒い。秋がきた。暑さで消耗していた内臓各位も心地良い気候に本来の力を取り戻したのか、今は食欲が止まらない。天高く馬肥ゆる。気がつけば何かしらの食べ物を口の中でにゃむにゃむと転がしている。店(ブ... -
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本棚から熱が溢れる/三砂慶明 編『本屋という仕事』
暇があれば近くの本屋に行ってしまう。いや、暇がなくても気がついたら足がそちらのほうに向かっている。導かれている。読むべき本は家のそこらじゅうに積んでいるのに、行くたびに必ず新しい本が見つかるし、本屋からは何か不思議な磁力が発生していると... -
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遠くの誰かに目を向ける/すなば『さよならシティボーイ』
初めましての方もそうでない方もこんにちは。中央区白金で「ブックバーひつじが」という店を営んでいるシモダと申します。 普段は店に立ち、酒を飲み、本を読む日々を送っていますが、以前「めぐるね白金」で近所の大好きなお店を紹介させていただいたのが...
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