ちゃんぽんを食べながら一手に魂を込める、薬院の夜

「雀荘にいそうな顔だよね」

???

「こないださ~、友達から『雀荘にいそうな顔だ』って言われたんだけど意味わかんないよね(笑)」
「えっ!! わかる!!! いそう!」

!!??

本当に雀荘には私のような人がいるのか?
それをどうしても確かめたかった私は、雀荘に行くべく麻雀の練習を始めたのである。

ちなみに、麻雀には一切興味がなかった。
人の興味関心はどこから湧いてくるのか、想像し尽せないものである。

麻雀の練習を開始してから3ヶ月が経った。
飲み屋でよく会う30代のお姉さんに連れられ、ついに雀荘デビューを果たした。

やっと! やっとだ! どんな人がいるんだろう……!

ワクワクしながら扉を開けたのだが……。

扉の向こうにいたのはおじいちゃんとおばあちゃんと若い男性。

若い女性はひとりもいないじゃないか!!!

その後も雀荘に通っているのだが、未だ、雀荘で私のような人に出会ったことはない。

件の友人いわく、「あぁ、雀荘にいそうっていうか、女流棋士っぽい、って感じかな」

……。

Mリーグを見て少し納得した。

友人の発言に翻弄され、すっかり麻雀にハマった今日この頃である。

そんな雀荘と私の話。
そして今日は、いつも雀荘で私のお腹を満たしてくれる「長崎亭のちゃんぽん」をご紹介したい。

—–

福岡市西区福重に本店を構える長崎亭は、県内に5店舗ある。

その1つ、薬院店は「麻雀クラブ TOP ONE」が入っているビルの1階に店を構えている。

夕方から打ち始め、気付いたら0時を過ぎ閉店時間を迎える、というのがいつものコースだ。

そうすると、だいたいいつも20時過ぎにお腹が空いてくる。

そんなとき、TOP ONEまで出前をしてくれる長崎亭にいつも助けられている。

私の推しメニューは「長崎ちゃんぽん」(770円)。
野菜を中心とした具がてんこ盛り!

甘くてまろやかなスープは、麺との相性がバッチリ。
良い意味で食べ慣れた落ち着く味。
ボリューミーなのにあっという間に完食してしまい、身体はポカポカ。
いつも卓を囲むみんなで汗をかきながらがっついている。

「もうお腹ペコペコ!」
そんな日には「Bセット」を追加。

大めしと唐揚げ(3個)で200円という、福岡市内では考えられない値段設定。
(ちなみに唐揚げ単品だと250円。これまた一興)

無類の唐揚げ好きの私にとって、疲労した脳に注入する唐揚げはたまらない。

二度揚げされたカリッカリの唐揚げ。
これもなぜか、ちゃんぽんのスープと相性が良いのだ。
そしてちゃんぽんのスープは白ご飯にも合うので、気付けば白ご飯もペロリ。
一般的な20代女性が食べる量ではないが……。

—–

ふぅ。
お腹いっぱい。

さて、後半戦も頑張るぞ〜。
(そう思いながら、満腹で眠気が襲ってきて、いつも後半はボロボロの筆者なのであった)

Text/原口水月
株式会社コウダプロで働く26歳OL。
唐揚げが好きすぎて自身で「カラッとペーパー」という商品を開発した。

Twitter/@kiinu2828
唐揚げの写真しかないInstagram/@agetabekaraage32

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