「大好きなポールダンスを生徒さんが楽しんでくれるのが幸せ」 – Poledance studio Rubia オーナー Akaneさん

大人女性の間で注目度が高まっているポールダンス。福岡市内にも複数のスタジオがあり、ポールダンス人口が徐々に増えているのを感じます。

前回の「福岡でポールダンスを習いたい方必読!気になるQ&Aをまとめました – Poledance studio Rubiaに聞く」に続き、福岡市中央区大名にある「Poledance studio Rubia」(以下、Rubia)オーナーでインストラクター、現役ポールダンサーでもあるAkaneさんにインタビュー。

Akaneさんとポールダンスとの出会いや向き合い方、大事にしていることや身体のケアなどを伺いました。

大学時代に出会ったポールダンス

4歳から9年ほどバレエを習ったあと、高校生のときにヒップホップダンスを始めたAkaneさん。大学でダンス部に入ってからはイベントに出演するなど、人前で踊りを披露する機会が増えたといいます。

クラブイベントに出演して踊っていたあるとき、ゲストとしてポールダンサーが登場。それがポールダンスとの出会いでした。

「見ていて純粋に『すごいな』と思いました。サーカスに近い動きだなとびっくりもしました(笑)。大学生のときでしたし、当時は自分がその後ポールダンスを始めたり、ましてや今のようにインストラクターとしてスタジオを持ったりするとは、まったく思いもしませんでしたが」(Akaneさん、以下同)

ただ、ここで見たポールダンスが記憶に鮮烈に残っていて、のちにポールダンスの道へ進むきっかけになったとAkaneさんは振り返ります。

習い始めて半年でポールダンサーデビュー

「習い事」としてポールダンスを始めたのは社会人1年目、23歳のときでした。月2回から毎週と徐々に高頻度で通うようになったのは、純粋に「楽しかった」から。

半年ほど経つ頃には人前でポールダンスをするほどになっていました。今は閉店した中洲のスナックでポールダンサーを必要としており、Akaneさんにチャンスが巡ってきたというのです。

見学に行くと即採用となり、そこからポールダンサーとしての道を歩み始めます。ポールダンスを始めて1年でそのほかの舞台にも立ち、2年ほどして大会にも出場。

アマチュアやセミプロの大会で優勝するなど、キャリアや実績を着実に積み重ねていきます。

インストラクターになるとは思っていなかった

2018年4月の大会(アマチュア部門)で優勝したら、会社を辞めてプロのポールダンサーになろうと決めていたAkaneさん。見事優勝したことから会社員からダンサーへと転身します。ちょうど2018年年末のことでした。

中洲と北九州にある2店舗を行き来しながら、ポールダンサーとして観客を魅了する生活が始まります。しかし、そんな折、2020年以降のコロナ下で暮らしは一変。3月頃には仕事が一気になくなってしまい、Akaneさんは別の道を模索し、4月からライブ配信をスタート。

「自宅にポールを立てて1年半ほどライブ配信を続けていました。当時、ライブ配信と並行してインストラクターとしても活動していましたが、コロナがなければ自分が『人に教える側』で生計を立てるようになることはなかったと思います。

自分が人の指導に向いているとは思いもしなかったので、ずっとショーダンサーとして活動していたいと思っていました。ただ、人に教え始めてから、自分が好きなポールダンスを他の方が『楽しい!』と思ってくれるのはうれしいし、幸せなことだなと感じるようになりました。

『技ができた!』『美しく踊ることができた!』という瞬間、生徒さんが弾けるような笑顔を見せてくれるのが、私自身の喜びにもつながっているんです」

筋力に自信がなくてもポールダンスは始められる

Rubiaをオープンする運びになったのは、ライブ配信やインストラクターとしての活動を始めて1年半ほど経つ頃でした。コロナ下で「運動したい」と考える女性たちがAkaneさんを知り、レッスンを受けるようになっていて、生徒さんがどんどん増えていったのです。

Rubiaに関する詳しい情報は、前回記事「福岡でポールダンスを習いたい方必読!気になるQ&Aをまとめました – Poledance studio Rubiaに聞く」をご覧ください。今では長崎や佐賀、山口などの隣県から通う生徒さんもいるといいます。

「レッスンでは自分自身の経験を踏まえて、効率の良い筋トレやストレッチなどを積極的に提案しています。私はポールダンスを始めた頃、一般の女性より筋力がなかったんです。筋力に自信がない方にも続けやすく無理のない方法をお伝えする自信があります」

明るく元気にいっぱいの笑顔で生徒さんと向き合うAkaneさん。通っている生徒のほぼ全員がポールダンス初心者としてスタートしています。気になる方は見学や体験予約をしてみてください! ダンス画像や動画が充実したInstagramもチェックを。

取材協力/Poledance studio Rubia
写真/1〜2枚目の写真=山口翔一、一番下の写真=奥勝浩(Masahiro Oku)

Text/池田園子

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